『ホッタヒロムのストーリー。』

とりあえず読んでほしいときもあればそうでもないときもあるヒロムのブログ。

雪山の富士山海抜0mから登ったら顔が腫れまくった

こんにちは。ひろむ(@oasis_gtsb)です。

 

最近、僕のことを変態、アホ、エクストリーマー、チャレンジロストモンスターなど色んな呼び名で呼んでくる人が増えてきました。基本的にどんなあだ名で呼ばれようが何をされようが気にしなかったんだったんだけど、「ゲイ」ではないよ。

 

最近「ゲイ」と思ってる人が増えてきて、ちょっとだけ後悔してる出来事があるけど「ゲイ」を否定してるとかではなくてね。

僕はゲイではありません!!

 

 

というわけで

 

もう一ヶ月前になるんだけど、なぜか雪山の富士山に登ろうという話になり、登山経験ゼロ、雪山登山経験ゼロ、雪山の用具も持っていないバリバリの初心者

【堀田拓夢】が。

 

富士山を海抜0mから登頂してきました!!

 

https://www.instagram.com/p/BTxot5NgvRn/

..『富士山海抜0mからの挑戦』日焼けによる顔の腫れと雪目による視力低下で無事とはいえないけど達成できました👏頂上についた時のやってやったぞ感と頂上からの景色が感動的だったなそして頂上で飲むコーヒーとタバコが最高に美味しかった!!

 

https://www.instagram.com/p/BTz8XOlATAU/

..ちなみにこの時の気温は『-7度』です寒いんじゃ無くて痛いっす

 

話の途中に、

「最近雪山の雪崩の事件とか」

「俺そういえば登山したことないなあとか」

「体力的に最近そんなに運動してないしとか」

「雪山を一人で、しかも初心者が登れるわけないとか」

「それが富士山なんてアホ」

とか、まぁ無理なんじゃないか

やっぱ無しにするかって話になったはずだったんだけど

 

同じ住人の”たごさん”っていう趣味とかで色んな山を登ってる人がその話を聞いて、

「俺その日仕事ないから五合目からなら一緒に登れるわ!」とか言い出して

完全にスイッチの入ってしまった”たごさん”に今更やめにしましょうなんて言えず

登りに行く流れになったんだよなあ。

 

それでちゃんと行くって決心したのが出発の一日前。

当日に登山の準備をして、食料と水と寝袋だけ持って

夕方の18時頃、静岡県の海沿いの田子の浦港公園っていう場所について

 

そこから『雪山の富士山海抜0mからの挑戦』がスタート。

 

旅とか無人島サバイバル生活とか治安の悪い地区に行ったりとかしてきたけど

毎回感じるこの不安でどうしようもない感覚。

 

先にこの登頂した代償を報告しとくと

まず顔面はこうなりました

 

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顔の熱冷まし中

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日焼けによる顔面の皮、パキパキ状態

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日焼け止めを塗らなかったせいで顔の露出部分がめちゃめちゃ日焼けしてしまった。

3枚目の写真でサングラスをつけているのは目も火傷してしまい(雪目)

雪山の登山にサングラスは必須なんだがサングラスを持っていなかったのでつけなかっ

たら

左目の視力が元々の半分以下に下がってしまった。(普段サングラスなんてしないです)

まさかここまで酷い状態になるとは思ってもいませんでした。

今は視力が落ちたのに慣れてしまって治ったかどうかもわからぬ状態。

 

足の皮もべろんべろんに剥がれてたし、だいぶ代償がデカかった。

 

んで、どんだけ過酷だったかその時のことを報告すると

過去最大とも言えるほど死ぬほどきつかった。。

今まで死ぬほどきついというワードを使ってきたけど、その中でもダントツで死ぬほどきつかった。

そんくらいきつかった。

 

富士山の詳しい状態とか俺がよくわからない内容は、五合目から一緒に登ってくれた

”たごさん”のブログに任せまぁす。

kousuitago.wixsite.com

 

大まかなスケジュールとしては

【5月3日】

18時30分に田子の浦みなと公園を出発。

行けるとこまで歩き野宿。  

24時就寝。

【5月4日】

6時30分6時30分起床。

溜め込んだ食料を少し食べ、7時30分に出発。

夕方の17時30分に富士山富士宮口五合目に到着。

夕食を食べ、なんだかんだ21時くらいに就寝。(車中泊)(気温おそらく氷点下だと思いたい)

【5月5日】 母の誕生日

朝の2時に起床し、夜空を眺めて3時に就寝。

3時間後の6時に起床し、朝飯を食べつつ最後の登山に向けて準備し

午前7時に富士宮口五合目を出発。

午前11時過ぎに登頂。

母に富士山の頂上から電話で誕生日おめでとう電話をし、登頂を報告。

頂上で至福のときを過ごし、

午後14時あたりかな、そんくらいに下山。終了。

夕方あたりから「目がしょぼしょぼするな」と思いながらも静岡のハンバーグ

”さわやか”を食し、夜中の星空を見るために山中湖の”パノラマ台”まで車で移動し

車中泊

【5月6日】

午前2時に起きる予定が、目が痛すぎて午前1時に起床してしまう。

目を閉じていても開けていても激しい痛みに襲われ、まるで目に大量のシャンプーを入

れ続けているかのような激痛の襲われていた。

”パノラマ台”からの富士山と夜景と星空は最高に綺麗だったそうだが

僕はそんな穏やかな気分になれなかった

”たごさん”は普段看護師として働いているため、僕がどんな症状だったかおおよそわか

っていたらしく、「ははっ、大丈夫!大丈夫!」

と言いつつ、一眼レフで夜景を撮っていた。

僕は車の光と、スマホの光、星の明かりと、”たごさん”のシャッター時のフラッシュに

目を痛めながら、夜空観賞会は終了してしまった。

「日の出が見たいね」という話になり、そのまま山梨県の”ほったらかし温泉”に移動。

「ああ、温泉気持ちい」と感じながら露天風呂に浸かっていると

日が昇ってきて、”たごさん”は「めっちゃ綺麗だね」と言いつつ、その横で僕は

「目が痛くて何も見えません」と日の出が見れず、悲しみに暮れていた。

 

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ざっとこんな感じの流れでした。

大変な挑戦でしたね。本当に。

海抜0mから富士宮口五合目までだいたい43キロくらいをひたすら歩き。

だんだんと消耗する体力と戦いながら必死に登頂。

 

初日の夜の樹海の中を街灯なし、ライトなしで歩くのは本当に怖かった。

心霊を信じているわけではないけど、多分クマとか鹿もいるけど出てこないとわか

っているんだけど、自然と奪われていく体力と出発する時の不安な気持ちが織り混

ざって、何もない普通の道路でもすごくビビってしまう感覚。

 

2日目の五合目までの道路を飯を食べるのを忘れて、ひたすら歩き続けていた時の

間。やっと飯にありつけた時の、食べ物と水のありがたさと、体力はもちろんだ

けど、メンタル面も飯でこんなに回復するんだなってくらい回復した時の感情とい

うか、「生きてるわ〜」と酔いしれてた時の気持ち

 

スカイラインを歩いている時に「もう歩けねえ」って思ってた時に、ちょうど

”たごさん”が車で横を通り過ぎながら「あとちょっと頑張れ!」と言われた時の、

乗せてって欲しかった気持ちと、車のウザさを感じた感情と、応援されて、

「あ。一人じゃねぇ」と、めっちゃ元気が出たあの感覚。

 

ガチガチの雪山を、ガチガチの雪山を登るようのアイゼンが無く、軽い雪山を登る

時用の棘が12個ではなく、6個のアイゼンで登る、しかも登山経験ゼロ、雪山経験

ゼロのバリバリの初心者が海抜0mから登るあの最高の不安な気持ち。

 

八合目あたりでタバコが吸いたい気持ちとコーヒーが飲みたい気持ちでいっぱいだ

った時の「ここでやっちまったら登頂の時の感動が薄れるからやめときな。」と、

”たごさん”から言われた時の「あぁ、吸えねえ。」って気持ちと、登頂の時の楽し

みが増えた気持ち。

 

九合目と思っていたらまさかの登頂していた残念な気持ちと、登頂できた時の達成感と感動。

 

この全ての感覚、感情?気持ちは、いまだに覚えてるし忘れない。

まだその時の気持ちを鮮明に覚えているし、最高の時間、やってよかったって、や

めないでよかったって思う。

 

寒さに強くなりました。メンタルが強くなりました。みんなが口を揃えて「無理だと」

言ってたけどやはりやってみないとわからないことってあるんだなと、

前回の無人島サバイバル生活はリタイアで終了してしまったけど、それを挽回したくて

臨んだ挑戦でもあったから、達成できたことがめちゃめちゃ今後の自分の自信に繋がっ

てます。「チャレンジロストモンター」という名はまだまだ続きそうです。

本当に何やってんだこいつって思われることは多いと思う、

他の人にとってはそんなことって思われても、俺はどんどんいろんなことやっていきます。

これからもどうぞお楽しみに。

 

【今回のダイジェスト】

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ただの普通の道がとにかく怖かった。

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一日目の野宿。寝袋は借り物。

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2日目の飯。

最高に美味しかった。

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ここまではまだ体力があった

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絶望の残り3キロ

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長いよ。死んでまう。

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あとちょっと、頼む体力よ、もってくれ。

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最後の方は体力が限界で、体も限界で、50m歩いては休憩し、をひたすら繰り返して

気力だけで登ってた。

限界って思ってても歩けるもんなんだね。

 

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疲れた時の炭酸はマジで体にしみる。

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2日目の夕食。毎日酒を飲んで乾杯してます。

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モーニング

 

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ここから最後の挑戦が始まります。

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傾斜がマジできつい。いったいどんくらいあんのさ。

 

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この時にタバコめっちゃ吸いたかったし、コーヒーめっちゃ飲みたかった。

近くでタバコ吸ってる人がいたから余計にね。

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何を考えてるかわからない顔。。

そしてサングラスではなく水泳のゴーグルをつけてったアホ

 

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登頂!!

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屋根の上に座るという。どんだけ積もってんのよ!

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一緒に登ってくれた”たごさん”の食べてるカップラーメンがめっちゃうまそう。

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コーヒーとタバコ我慢しててよかった。本当に。

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埋もれすぎ

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滑って下山。

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滑って下山してる時の動画

 

..とりあえず下山はこんな感じでしたっていう動画。

 

 

夜はめっちゃ綺麗だった。

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俺はこの夜景を見ることができなかった。。

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ほったらかし温泉の朝飯、ガッツうまかった。

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