『ホッタヒロムのストーリー。』

とりあえず読んでほしいときもあればそうでもないときもあるヒロムのブログ。

無人島生活後に俺がたどり着いたバジャウ族とは?

 

こんにちは、堀田拓夢(oasis_gtsbです。

 

 

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先日無人島サバイバル生活をリタイアし

マクタン島からひたすら歩いて(大体20〜30km)

たどり着いたバジャウ族についての話をします。

 

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マクタン島からバジャウ族が住むマンバリンまでのルート。

 

無人島から無事脱出し。

その後マクタン島の下の方に連れてってもらい

この時点で、水無し、食料なし

 

 

「何キロあるかわからないバジャウ族のとこまで行くしかないのかぁ。」

 

「第一、金がないし。暑いし。腹減った。喉乾いた。。」

 

 

 

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この時、身体の日焼けと、サンダルずれで皮がズル剥けで心身共にやられてた時。

 

 

ちなみに。ここに写ってるペットボトルは、無人島に漂流してきたペットボトル。

どこかに水道があればこれに入れようと大切に持っていたもの。

 

 

 

「とりあえず、歩かねーと。死ぬ!」

 

今思えば、そんな簡単に死ぬこともないのに。妙にビビってた。

 

 

 

 

んで

歩くこと半日。

 

 

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f:id:hiromu-hotta:20170426105656p:plain細路地入ってって

 

 

 

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ついたぁ!!!!!!!!

 

 

って、

 

 

 

え!?!?!?!?!?

 

 

 

 

 

なんでこんなワイワイしてんの?

何?みんな俺の帰りでも待ちわびたような感じ。

と一瞬勘違いしてしまうほど。

 

 

 

普段はこんな感じ。

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「オ〜!ヒロ〜!!」

「カモンカモ〜ン」

 

おっさんに呼ばれて、青色のガソリンを入れるようなタンクから茶色い液体をコップに注いで

俺に、はい飲んで!って渡してくる。

 

「何これ?」

 

「トゥバだよトゥバ!」

 

だから、それ何よ笑

 

「酒だよ!!! hahaha!!!」

 

 

こんな感じで村に着いた瞬間にいきなり酒を渡してくるバジャウ族

みんな酔っぱらってるし

すげーどんちゃん騒ぎしてるし

愉快すぎるバジャウ族

 

 

 

どうやら結婚式らしく。

だいたい週に1回くらいはこうして結婚式が行われてるとか。

 

 

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 踊らされてる俺と観光客。踊りなんかそんなできないから訳も分からずよさこい踊りを踊って笑われる。

 

 

そして俺がたどり着いたバジャウ族について

そもそもバジャウ族ってなに?

って人がほとんどだと思うから。

 

 

まずバジャウ族について説明しよう

そして俺がバジャウ族を知った経緯も話とこう。

 

 

んじゃ、まず俺がバジャウ族を知った経緯から。

 

f:id:hiromu-hotta:20170426120512j:plainこれひろむさん家の屋根からの景色ね。めちゃ綺麗。

 

 

まず、1月の大学のテスト期間の時に「春休みなんかやりたいなぁ〜」って

思ってたんだよね。

んで、「無人島サバイバル生活やりたいなぁ」ってなってさ

 

まぁでも今すぐやんなくてもよくね?ってなると思うじゃん?

それがさぁ、そういう風にならなくて。

今やるしかない!って思っちゃったんだよねぇ。

 

そっから、日本って今寒いからさ、海とかどうなの?素潜りとか寒いだろうし、

陸の生物どもは冬眠中で出てこないんじゃん?

ってなると暖かい場所でやるしかないでしょ〜。

 

 

はい、海外決定。

 

まぁ今全然お金もないし、来月からシェアハウスに引っ越すし、

なるべくお金は抑えていきたいよね。

したら東南アジアあたりで決めようか。

 

 

インドネシアかフィリピンだよな〜。

 

 

でもさぁ、

普通に現地の人に無人島連れてってくれって言って

連れてってくれるもんなのか?

 

 

 

「あれ?」

 

 

 

 

フィリピンのセブ島の近くの無人島でサバイバル生活する番組あったよな。

確か、あばれる君とか出演してた。。

ちょっとセブ島で調べてみっか。

 

 

 

「あれ?」

 

 

 

 

漂流民族バジャウ族。。

 

どっかで聞いたことあるな。

 

てかここ日本人住んでね?

 

え?この人民族と一緒に暮らしてんじゃん!

 

んじゃあさ、

 

この人に無人島に連れてってくださいって言えば連れてってもらえんじゃね!?

 

行くしかないっしょ!!!

 

 

(まさか、こんな状態になることは予想していなかっただろう。)

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(まさか、全財産失うとは思ってもいなかっただろう。)

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(いてぇ、、)

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そして速攻飛行機のチケットを予約し、

無人島サバイバル生活へ!!!!

 

って感じ。

 

アポもそんなにとってなかったし返信もこなかったから

行ったもん勝ちだべっつって

 

 

 

ほんとはこのやりとり友達とやっていて本当は2人で無人島生活するはずだったんだけどね。

友達がびびって俺やっぱ行けねぇわ。。ごめん。。って

ちくしょー。。

 

 

これが俺がバジャウ族を訪れる経緯かな。

 

 

次ー。

 

 

 

バジャウ族って何?

そしてそこで住んでいる日本人、松田大夢さんって?

 

f:id:hiromu-hotta:20170426130613j:plainかわいい。。

 

 

 

大夢さんはこっち⇩

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赤髪が大夢(21歳)さん、右隣が奥さんのシャイマ(18歳)その隣が俺(20歳)

 

 

大夢さんは21歳にしてバジャウ族に家を建て、その若さで既にバジャウ族の嫁をもらってというなんともハチャメチャな人生を送っている。

新潟県佐渡市生まれの彼は高校を卒業の3日前に中退し、セブに上陸。

そこでホームレスをしていた時、物乞いの子供たちと仲良くなり、

この子らは一体どこで暮らしているんだろうとついてっ行ったところ

今住んでいるバジャウ族のところへたどり着いたんだとか。

大夢さんはもともと素潜りが得意だったらしく、バジャウ族の人と一緒に海へ出ては魚を捕まえているうちに、いつしかバジャウ族に住むようになり、

ある時村長から許可が降りて、家を建てることに。

 

そんな面白い

バジャウ族と大夢さんの詳細は

彼のブログに書かれています。ぜひ読んでみては。

 

hiromumatsuda.hatenablog.com

 

 

f:id:hiromu-hotta:20170426205240j:plainこの家が大夢さんの家

 

この家は竹と葉っぱと木と釘で作られていて

思ったより頑丈。

天然素材なだけあって家の中はちょっとだけ床に穴空いてるけど。

雨の日は、屋根の葉っぱがもろくなってきて雨漏りするけど。

すげー居心地いい。

日本に作りたいよねー

 

f:id:hiromu-hotta:20170426212730j:plainこのクソでっかいピザやばいっしょ2000ペソ

 

 

家の下は黒いヘドロで生活排水などを垂れ流しにしている。

 

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目の前の埋め立て地が出来てから、こうしてゴミがどんどん溜まっていく。

だから臭いも始めは結構キツイかも。

マジで底なし沼。足が抜けない。

しかも匂いが全然とれない。

実際俺もこの黒いヘドロに使ってみたけど、、ちょっとだけ気持ちい。 

 

   

f:id:hiromu-hotta:20170426104719j:plain場所によってはこんなところも

 

 

 

そうそう

バジャウ族に無一文で着いてから

大夢さんと会い

 

 

俺:

「大夢さん。ダメでしたー。。」

  「しかも、なんかわかんないんすけど財布盗まれて、、」

  「マクタンから歩いて来たんですけど、帰りの飛行機乗るまで、大夢さんの家に居候させてもらってもいいですか、、?」

 

 

大夢さん:

「あー笑」

「全然いいよ〜」

 

 

 

と。すんなり居候させてもらった。

飯食わせてもらったり、タバコくれたり。。。

 

 

大夢さんとスク兄と快く受け入れてくれたバジャウ族の人らに感謝しかない。

 

一緒に生活していく中で

いったい何回

彼の器のでかさに驚いたんだろう。数えきれない。

 

 

 

俺も金がないから

お腹が減ったら大夢さんの親友のデンジに朝飯をもらったり

 

 

デンジ:

ヒロムはもうマイファミリーだよ〜」

「いつでも来ていいから!」

f:id:hiromu-hotta:20170427115955j:plainデンジの家族。マジで助けてもらった。ありがとう

 

    

 

 

大夢さん:

「これさー、クラウドファンディングしたら     面白くね?」

クラウドファンディングやろうよ〜」

「絶対面白いから!!」

 

 

と、大夢さんのアイデアクラウドファンディングに挑戦したり

 

camp-fire.jp

 

こんな活動報告もしてたから、よかったらみてみて。

 

 

 

フリーザーの格好でバジャウ族生活したり

 

 

 

 

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バジャウ族ツアーに同行させてもらったり

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バジャウの人たちが作ってくれた料理をみんなで囲んで食べたり

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このウニめちゃめちゃデカかった

ちなみに俺が頑張ってとって来たやつ

 

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とにかく海が綺麗すぎる。

地球の素晴らしさ。

でも

バジャウ族が住んでる村の海もこんな綺麗な海だったって考えると、人間の力って怖ええ。

 

 

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このツアーはバジャウ族に海に連れて行ってもらって、干潮の時にしか現れない幻の島に行ってそこで捕まえた魚をさばいて料理したり、地図にも載ってない外国人が訪れたことのない島に連れて行ってもらったり、1日限定バジャウ族の一員になれるアツいツアーなので参加してみて欲しい!

 

 

 

 

途中子犬を2匹飼い始めたり

 

 

f:id:hiromu-hotta:20170502162444j:plain名前はオトゥー。もう1匹は写ってないけどパオパオ 

 

 

バジャウの人たちに任せておいて来たけど、今も元気に成長してるようです

 

こいつらが海に落ちないように犬小屋も作ったなー

 

 

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子供らが邪魔してなかなか作業が進まない。。。

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中古の木材がめちゃめちゃ安いんだよ

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ドローン飛ばせばそれに夢中になる子供たち

 

f:id:hiromu-hotta:20170502191010j:plainこの後、このドローンが風に飛ばされて行方不明になったのは笑った。笑

 

 

 

 

こんな大夢さんが住んでるバジャウ族は大夢さんが住んでいなかったら訪れることは無かったんだろうね。

彼らには彼らの暮らし方があって、それらは決して日本と同じようなものでもなければ、むしろ全然違かった。

 

そんなフィリピンの現地の人も寄り付かないようなところだけど

何故か俺にとってバジャウ族の村はすごく居心地が良かった。

贅沢な暮らしをしてるわけでもなければ、俺が日本に住んでる時よりも不便であるのは確かだ。

シャワーや風呂はなく、村に1つだけ水浴び場があるだけでお湯も出ない。

それぞれの家に水道は通っていないから水もわざわざ運んでこなければならない。

寝るとこもフカフカな布団もないし、毎日どこか遠い場所に行くわけでもなく同じ生活を送っている。

それでも彼らは毎日幸せそうだ。

俺もそこで同じような生活をしてた。言葉はうまく通じ合うことはできなかったが、毎日が楽しかったし幸せだった。

 

どんなに差別されてようとそんなこと彼らには関係ないんだろう。

日本で退屈だとか感じてる人に行ってみてほしい。

個人的に強制的に連れて行きたい

俺も行ってみなければ分からなかったし、無人島サバイバル生活をしてなかったら、出会っていなかった。

 

人間らしさについてまた考えさせられた。

日本に住んでいるだけでは感じることのない経験だったな。

 

 

そんな大夢さんが今、壮大な計画を立てています。

 

 

 

ゲストハウスをこのバジャウ族の地に建てるためにクラウドファンディングをしようとしてます!

 

hiromumatsuda.hatenablog.com

 

 

 ↓クラウドファンディングはこちらから↓

camp-fire.jp

 

 

他にも

壮大なプロジェクトを実行しようとしてる大夢さん

hiromumatsuda.hatenablog.com

 

 

くそ面白いのでぜひ。

 

 

 

 

 

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やっぱ人間って面白いわ!!!!!

 

 

バジャウ族に居候させてもらってる時に

日記的な感じで書いてたやつ。

毎日こんな感じで過ごしてた。

朝の4時からみんな起き始め

色んなとこから音楽が鳴り始め

それとともに俺らも起きて

水浴びして飯食って遊んで酒飲んで昼寝して遊んでフラフラして気づいたら日が暮れて、

音楽聴いたり

夕日見ながら時々物思いに耽って。

その人らにはそこの暮らし方があって

自分達の空間があって

毎日同じ生活でも

みんな笑ってて、めっちゃ楽しそうでイキイキ暮らしてる

ものの捉え方は違うだろうし

カメラをみると写真を撮りたがるし

飛んでるドローンを見て皆んなでわぁわぁ追いかけるし

海に出て魚とったり

『酒飲もうぜ!』って一緒に酒を飲んだり

タバコくれって家に来て一緒にタバコ吸ったり

家に入ってきていきなりダンスしだしたり

打楽器持ってきて歌い始めたり

料理してくれたり、楽しそうに話しかけてくれる

何かあれば皆んな『どうしたんだよ』ってきてくれる。

何の差も感じない、感じることもない

何かしたければするし

今を自由気ままにゆったり生きてて

ここで生まれここで死んでいく人もいる

便利であればあるほど忘れてしまうモノは沢山あるから

ここの人達に色んな大切なことを教えてもらった。